財団について


代表挨拶

アメリカのクラシック音楽愛好家で、特にチェンバロ製作とその音楽を好む方が、日本の「チェンバロ界」の振興のために、寄付先を探しておられました。日本では多くのチェンバロが製作され、またこの楽器を弾く人が沢山いることを、インターネットでお知りになったのです。仲介を申し出てくださったのは、日本の事情をよく御存じのオーストラリアのチェンバロ製作、技術者です。

2021年6月23日に、オーストラリアから「日本のチェンバロ界の将来」と題するメールが届きました。彼は国際古楽コンクール〈山梨〉に、2年に一度は必ずお訪ねくださり、私とはすでに30余年のお付き合いがありました。
私にこの愛好家の夢をかなえるために、手を貸して欲しいということでした。ズームを通して三者で話し合いを行なった結果、このありがたいお申し出を、長く将来に渡って活かすために、財団を設立することにいたしました。

財団名に関しては、その篤志家に候補をお願いしました。
クープラン財団(自分が最も好きな作曲家だから)
コンティヌオ財団(持続、継続を願ってcontinue にかけて)
ジャックレール財団(チェンバロに独特な構造部分だから)

その中から第一案を選ばせていただきました。
チェンバロを通して、末永く多くの方々と幸せな時間を共有することができることを願っています。

代表理事 荒川恒子

〒221-0002 横浜市神奈川区大口通 137-5
一般財団法人チェンバロ振興財団クープラン